空き家活用にともなう改修費補助について
補助金と助成金の違いについて
補助金は助成金ともよく似ているようで、実は大きな違いがあることをご存知でしようか。いずれも国や地方公共団体による制度ではありますが、それぞれの管轄先に違いがあります。
補助金を管轄しているのは主に中小企業庁や経済産業省ですが、助成金は厚生労働省によって管轄されるのが一般的です。
さらに、補助金と助成金では受給する目的や用途にもそれぞれ大きな違いがあります。補助金の場合は地域活性化・地域振興、新しい事業を立ち上げる企業や事業所向けの支援などが主な目的ですが、助成金では労働環境改善や雇用支援といった用途に限られるケースが多いです。受給額・給付額の大小で比較すると、助成金よりも補助金の方が高い傾向です。
たとえば、日野市で外壁塗装に関する助成金を受取る場合、最大で20万円程度の金額が目安となりますが、補助金の場合は数十万円規模のケースは極めて少なく、最大で百万円以上になるケースも珍しいことではありません。ただし、補助金の方が受給額 (給付額) が多いことから、受給要件が極めて厳しくなっており、要件をすべて満たしていなければなりません。一方、助成金の場合は受給額が少ないため、一定の要件を満たしている事業者であれば例外的なケースを除き、原則として受給できるケースが多いです。
日野市の補助金情報を要チェック
外壁塗装をはじめとする補助金情報は日野市の自治体公式サイトや補助金関連のポータルサイトにも掲載されています。
これまでに掲載された日野市の外壁塗装関連の補助金情報について一例を挙げると、「空き家活用に伴う改修費補助」などがあります。少子化屋高齢化にともない全国的に空き家が増加傾向にあり、日野市でも例外ではありません。
空き家を活用することによって地域活性化を図る取り組みとして、令和4年 (2022年) 4月に空き家活用促進を目的とした補助金交付要綱が発表されました。空き家を積極的に活用することによって居住の安定化を促し、空き巣や火災などの災害リスクを未然に防ぐ効果が期待されます。この補助金制度を利用するにあたっては、自治体の公式サイト上から所定の申請書類や要綱、事業完了後に提出する必要書類のフォーマットをPDFでダウンロードして印刷しておく必要があります。
空き家をリフォームする際に、壁塗装や屋根塗装の施工が含まれる場合は、補助金の適用対象となりますので、このような機会をぜひ有効活用すると良いでしょう。